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シスアド学習メモ

エンドユーザコンピューティング

■エンドユーザーコンピューティング
・エンドユーザコンピューティング(EUC)は、エンドユーザが自部門の業務をパソコンやパッケージソフトを利用して処理すること。
・EUCがさらに発展し、エンドユーザがマクロ言語などを使って業務処理システムを構築することをエンドユーザデブロップメント(EUD)という。

■EUCの諸形態
・EUCはその対象や処理内容によっていくつかの種類に分けられる。
①基幹業務システムのEUC化:汎用コンピュータを中心とする基幹業務システムのEUC化。システム再構築時にEUC化を行うパターンや基幹システムのデータベース部分をエンドユーザに開放するパターンなどがある。
②ユーザ部門に特有な業務のEUC化:ユーザー部門に特有な業務のEUC化。パッケージソフトの利用によるシステム化が一般的である。
③非定型業務のEUC化:基幹業務システムには不向きな非定型業務のEUC化。他部門のシステムや基幹業務システムとのデータ交換が必要になる場合もある。

■SQL
・SQLは、Structured Query Languageの略で、データベースを操作してデータの検索や変更、削除といった処理を行うためのデータベース照会言語。
・SQLは、米IBM社が1976年に開発した言語で、その後ISOでデータベース照会言語の標準としてみとめられ、日本でもJIS規格となっている。

■SQLによるデータベース操作
・SQLでは、コマンドや関数、オプションと、項目名や数値を組み合わせてデータ操作の内容を記述する。
・代表的なコマンド、関数、オプションには、次のような種類がある。
(1) コマンド
①SELECT:データの検索を行うコマンド
SELECT 社員名 FROM 社員表 WHERE 年齢>=30
②INSERT:データを挿入を行うコマンド
INSERT INTO 社員表(社員コード,社員名,所属部署) VALUES (5476,'西田','総務部')
③DELETE
DELETE FROM 社員表 WHERE 社員名='田中'
④UPDATE
UPDATE 社員表 SET 所属部署='管理部' WHERE 所属部署='経理部' OR '総務部'

(2) 関数
①SUM(),AVG(),MAX(),MIN():ある属性の合計、平均、最大、最小値を求める。
例) SELECT AVG(年齢) FROM 社員表
②COUNT():ある条件に合致した組の件数を求める。
SELECT COUNT(*) FROM 社員表 WHERE 部署='営業部' OR 部署='経理部'

(3) オプション
①GROUP BY:同一グループのデータの集計
SELECT 部署,SUM(売り上げ) FROM 社員表 GROUP BY 部署
②ORDER BY:データの整列。昇順(ASC)、降順(DESC)が指定できる。
特に指定のない場合は昇順となる。
③HAVING:GROUP BYなどで集計された結果を評価し、その条件に合致したグループだけを抽出する。

■データ通信に関する用語
・データ通信に関する重要な用語について、次にまとめる。
①電話回線
②ISDN:デジタル回線による総合的な通信サービス網。電話、FAXなどの利用の他、データ通信、ビデオテックスなどデジタル信号で同時に複数送受信できる。NTTが提供するINSネット64では、一つの回線で64kbps伝送路(Bチャネル)2本と16kbpsの制御線(Dチャネル)1本が使用できる。
③B-ISDN:広域帯総合デジタル通信網。ATMやデジタル帯域圧縮などの技術を応用して、従来のISDNの数百倍の伝送能力を実現し、高精細な動画像などのマルチメディア情報が高速伝送できる。
④ATM:非同期転送モード。データをセルと呼ばれる一定量のブロックに分け、セル単位で送信するデータ伝送方式。B-ISDNで音声や画像などのマルチメディア情報を送信する場合に重要となる技術。
⑤パケット交換方式:パケットというひとまとまりの単位でデータの送受信を行う通信方式。パケット時だけ通信回線が使用されるため、効率的にデータ伝送を行える。

■LANの種類
(1) トポロジによる分類
LANの接続形態をトポロジという。主なLANのトポロジには次の3つがある。
①バス型:バスと呼ばれる1本の伝送路にコンピュータを接続する形態。アクセス制御方式は一般にCSMA/CD方式が用いられる。
②リング型:リング上の閉じられた伝送路にコンピュータを接続する形態。アクセス制御方式は一般にトークンパッシング方式が用いられる。
③スター型:中央の集線装置(コンセントレータ)にコンピュータを接続する形態。集線装置にはハブなどが利用される。
※LANとコンピュータとの接続ポイントをノードという。

(2) アクセス制御方式による分類
アクセス制御方式とは、LANで送受信されるデータの衝突を回避する方法。
①CSMA/CD方式:端末からデータを送信する際に、伝送路が空いているかどうかをチェックし、空いていなければ一定時間待って再度送信する方式。イーサネット型LANなど主にバス型のLANで使用されている。
②トークンパッシング方式:トークンという送信権を表す特殊な信号が常に1個だけリング型ネットワーク内を循環し、トークンを受け取ったコンピュータだけがデータ送信を行える方式。リング型またはバス型のLANに適用され、前者をトークンリングという。

(3) 伝送路による分類
LANの伝送路(接続ケーブル)による分類。イーサネット型LANでは、10BASE規格(転送速度10Mbps)が一般的に利用されている。
①10BASE5:太い同軸ケーブル(イエローケーブル)を使用した規格。ノイズに強くケーブルを長く敷設することができるので、幹線伝送路として利用される。
②10BASE2:細心同軸ケーブルを使用した規格。10BASE5ほどにはケーブルを長く敷設できない。
③10BASE-T:ツイストペアケーブル(電話線に似たケーブル)を使用した規格。接続形態はハブによるスター型。配線が容易で低コストのため、一般に広く利用されている。
※この他、伝送路として光ファイバや赤外線なども利用される。後者は無線LANと呼ばれている。

(4) LANの規格による分類
トポロジやアクセス制御方式、伝送路などを含めたLAN全体の規格による分類。
①イーサネット型LAN:現在、もっとも普及しているLANの方式。LANの接続形態はバス型、アクセス制御はCSMA/CD方式、伝送用ケーブルは 10BASE規格のケーブルで、伝送速度は10Mbps(現在100Mbpsに移行中)。IEEE802.3委員会で規格化されている。
②トークンリング型LAN:データ送信の制御方式にトークンパッシング方式を採用したリング型のLAN。伝送速度は4Mbpsと16Mbpsの2種類。IEEE802.5委員会で規格化されている。
③FDDI:光ファイバを利用した高速汎用リング型LANの規格。伝送速度は100Mbpsと高速。インテリジェントビルなどで、各フロアのLANを接続する基幹LANとして利用される。
※IEEE:米国電気電子技術者協会。LANやインターフェースの規格化などを行っている団体。802委員会ではLANの規格化を行っており、現在は伝送速度100Mbps以上の規格化が進められている。
※光ファイバ:ガラス繊維の中をレーザー光線を伝搬させることによって、情報を伝達するケーブル。同軸ケーブルなどと比べると大容量の伝送が可能で、ノイズの影響や信号の減衰も少ない。

■LANで利用される関連機器
・LANで利用される代表的な機器を次にまとめる。
①トランシーバ:パソコンなどのコンピュータとイーサネット型LANの同軸ケーブルを接続するための機器。通常はLANボードの一部として組み込まれている。
②ハブ(HUB):10BASE-Tのツイストペアケーブルを接続するための集線装置。カスケード接続(ハブ同士の接続)によってノード数を増設することができる。
③デジタルPBX:デジタル構内交換機。回線交換機としての機能の他に、スター型LANの集線装置としても利用することができる。
④リピータ:LANの伝送距離を延長したり、ノード数を増設するための装置。
⑤ブリッジ:アクセス方式の異なるLANを接続するための装置
⑥ルータ:複数のLANを接続するための装置の一つ。異なるネットワークアドレスを持つLAN同士を接続し、最適経路を判断するルーティングという機能を持つ。最近ではインターネットとの接続にも利用される。
⑦ゲートウェイ:プロトコルの異なるネットワーク間でのデータをやりとりするためのデータのコンバート装置。
※プロトコル:コンピュータを接続してデータ通信を行う場合の通信手順に関する規則。例えばインターネットではTCP/IPと呼ばれるプロトコルが利用されている。

■インターネット関連用語
・インターネットに関連した用語を次にまとめる。
①IPアドレス:インターネット上で使用される32ビットのアドレス番号。インターネットに接続したコンピュータにはすべてIPアドレスが割り振られている。IPアドレスは数値だけで表記されるため、一般にはこれを文字の組み合わせで表したドメインネームが利用されている。
②ドメインネーム:IPアドレスに対応した名前。
③URL:インターネット上のリソース位置を指定する方法。
④HTML:ホームページを作成するためのスクリプト言語。タグやアンカーによってハイパーテキスト形式のホームページが簡単に記述できる。
⑤JAVA:インターネット用プログラミング言語。WWWとブラウザベースで作動するアプリケーションソフトを開発する場合などに利用される。
⑥プロバイダ:インターネットへの接続サービスを行う業者。利用者はプロバイダの提供するサーバーを介してインターネットに接続する。
⑦IP接続:インターネットへの接続方式。プロトコルはTCP/IP。専用接続とダイアルアップIP接続(必要な時に電話をかけて接続する)の2種類がある。
⑧イントラネット:WWWやブラウザ、TCP/IPなどインターネットの技術を利用して構築された社内ネットワーク。一般にファイアウォールを介して外部のインターネットとも接続されている場合が多い。
⑨ファイアーウォール:インターネットに接続されたサーバーへの外部からの不正な侵入を防ぐためのシステム。一般にインターネットとサーバーとの間に設置され、外部からのアクセスを制御する。
⑩エクストラネット:インターネットのしくみを使って、複数の企業で情報を交換したり共有したりするシステム。