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ハードディスクの健康チェック

コンピュータの中で、一番故障する部品がハードディスクではないかと思われます。回転部分があり、衝撃に弱いということでも気を遣う部品です。しかもデータが保存されている場所のため、他の部品より故障したときのダメージは大きいです。

S.M.A.R.T.

最近のハードディスクには、S.M.A.R.T.(Self-Monitoring, Analysis and Reporting Technology Systemの略)と呼ばれる自己診断機能が搭載されています。
smartmontools(http://smartmontools.sourceforge.net/)というソフトで、このレポートの詳細を表示させることができます。
また、モニタリングするソフトもあるので、常駐させておくことで監視させることができます。ただ、ソフトを常駐することでメモリーも消費するので、定期的にチェックするのが現実的でしょう。

Windows

MacOSX

とにかくバックアップ

S.M.A.R.T.の警告のあと、いつ壊れるかの表示がされるのですが、当てになりません。普段からバックアップをするのが安心です。
Windows2000/XPは、「Documents and Settings」というフォルダを保存しておけば、文書やソフトの設定はほぼ完璧に復元することができますので、このフォルダを外部ストレージ(MOやHD)に保存しておけばOKです。
バックアップといっても、その都度全てコピーするのは現実的ではありません。同期させるのがいいでしょう。そうすれば変更のあったファイルのみコピーをしますが、バックアップ先は内蔵のハードディスクと同じ内容になります。

Windows

MacOSX

故障の原因と対策

衝撃に弱いのはもちろんですが、機械というのは温度変化に弱いです。冷えたコンピュータで急に映像処理などをさせると、急速に温度が上昇することになり、金属の接した部分へ負担をかけます。省電力のために一定時間使用しないとハードディスクの回転を止める機能もありますが、あまり短い時間に設定すると逆に負担をかける結果となります。
サーバーは、24時間電源をつけっぱなしの場合が多いのですが、温度変化は大きくないので、案外故障が少ないということもいえます(電気代がもったいないのですが、蛍光灯と同様、長寿命になります)。